自己負担なしで弁護士を依頼できる弁護士特約とは?
「交通事故の被害に遭ったが、示談交渉で加害者側が提示した内容に納得できない。弁護士に相談したい。」
「損害賠償額の計算や請求方法に疑問があるため弁護士の助言を得たいが、費用が心配だ。」
交通事故の当事者となり、弁護士への相談を検討している方で、こうしたお悩みをお持ちの方は数多くいらっしゃいます。
そうした方々が気軽に弁護士に相談できるようになる制度が、弁護士特約です。
このページでは、交通事故にまつわるさまざまな法律問題のなかでも、弁護士特約についてスポットライトをあてて、詳しくご説明してまいります。
■弁護士費用特約(弁護士特約)とは
弁護士費用特約は、任意保険の保険サービスのひとつです。
弁護士費用特約とは、弁護士特約とも呼ばれています。
弁護士費用特約の内容とは、交通事故の当事者となった際に、その事故について弁護士に相談する相談料など弁護士費用について、最大300万円まで保険でまかなわれるというものです。
加入が義務付けられている自賠責保険とは異なり、任意保険はさまざまな保険サービスを展開し、顧客の需要に応えてきました。
そうした保険内容のひとつに、弁護士費用特約があるのです。
■弁護士費用特約を利用するメリット
弁護士費用特約を利用するメリットとしては、弁護士費用の負担を実質的にゼロにすることができるということです。
交通事故について弁護士へ相談するにあたって費用の心配がなくなり、気軽に相談することができるようになります。
弁護士に相談することで、適切な過失割合の提示や損害賠償の請求ができるだけでなく、弁護士基準による慰謝料算定で慰謝料を増額できるケースもあります。
■弁護士費用特約の主な注意点
弁護士費用特約の主な注意点は、3つあります。
1つ目は、弁護士費用特約を契約していないと利用できないという点です。
日本では約6割の方が弁護士費用特約に加入していると言われています。
しかし、弁護士費用特約は任意保険の一部であり、必ずしも全ての任意保険に付帯している訳ではありません。
ご自身が加入している任意保険の契約内容を確認してください。
2つ目は、弁護士費用特約でまかなわれる弁護士費用には限度があるということです。
任意保険の契約内容によりますが、弁護士費用特約でカバーできる弁護士費用には限度額があります。
3つ目は、弁護士費用特約が利用できないケースがあるということです。
当事者として、事故において重大な過失があったと認められるケースには、弁護士費用特約は利用できないことがあります。
これら3つの点について、ご自身が加入している任意保険の契約内容をよく確認してください。
外山法律事務所は、大阪市西天満を拠点としながら、東大阪市・八尾市・藤井寺市・大東市・堺市・吹田市・豊中市・和泉市・岸和田市など大阪府全域で活動しております。
交通事故についてお悩みの方は、外山法律事務所までお気軽にご相談ください。「家族は弁護士特約の適用範囲になるの?」といったような、ささいな疑問であっても構いません。法律と交渉のプロである弁護士が親身に対応させていただきます。